どの暖房器具が経済的?

暖房器具は色々あるけれど、ありすぎてどれが経済的なのかがわからないですよね。

節電だけを考えれば、エアコンと灯油ファンヒーターなら
電気代がかからない灯油ファンヒーターとなりますが
家庭の経済面からみたらどうなのか。
そんな面白い実験がありました。

エアコンVSファンヒーター

同じ条件の部屋を作り、同じ程度の能力がある暖房器具を使い
どちらが節約になるかの実験が行われました。

部屋の室温が23度になってから測定開始。
24度まで上がったら電源を切り、23度になればまたスイッチオン
その状態で2時間使った結果です。

結果
エアコンの電気代        9.4円
ファンヒーター 灯油代+電気代 13.3円
(参考:所さんの目がテン)

ファンヒーターの電気代はエアコンの1/10程度ですが
ここ数年の灯油代金の最低金額で計算してもファンヒーターの方が
お金がかかるという結果になっています。


実は、エアコンは『ヒートポンプ』という技術を使って冷暖房を行っています。
室外機で外部にあるわずかな熱を3~6倍にできるという素晴らしい技術なのです。
普通1度温度上げようとすると、1の電気やそれに対応する熱発生原料が必要です。
しかし、エアコンはそれを1/3~6の力で出来てしまうのです。
だから部屋全体をわずかな電気量で温めたり冷やしたりできるのです。

ただし、エアコンは部屋全体を冷暖房するので
その設定温度にするまでかなりの電気量を必要とし
温度が一定になれば、少ない電力で動かすことができるのです。
エアコンのオンオフを頻繁に行うと、それだけ電気量を必要となるので気をつけましょう。

ガス床暖房VSホットカーペット

5畳用の床暖房が設置されている部屋で実験が行われました。
夜間床暖房の電気量を実験、実験後1時間たち部屋の室温が下がったところで
5畳分のホットカーペッを引いて実験しました。

部屋の室温が23度になってから測定開始。
24度まで上がったら電源を切り、23度になればまたスイッチオン
その状態で2時間使った結果です。

ホットカーペットは23度からそれほど温度が変わらなかったため
ずっとスイッチが入ったままの状態でした。

結果
ガス床暖房 ガス+電気代 37.1円
ホットカーペット 電気代 35.1円

結果わずかながらホットカーペットの方が安いという結果に。

温水洗浄便座

温水洗浄便座が備えられている家庭も多いのではないでしょうか。
実は、冬場家庭の電気量6位になるのが温水洗浄便座なのです。

開けたら閉める

暖房便座は夏の間はつけなくても、冬はつけている方が多いのではないでしょうか。
せっかく温めても、便座を開けっぱなしではどんどん熱は逃げてしまいます。
暖房便座をつけているときは、必ず便座を閉めるようにしましょう。
節電を考えるなら、便座カバーを使用しヒーターを切ることをお勧めします。

温度を上げすぎない

便座も温水も使って不快感のない程度で
できるだけ温度を低くしましょう。

洗浄機能使った方がお得?

節電を考えれば洗浄機能を使うと電気代がかかってしまいますが
経済的には洗浄機能を使った方がお得なのか、
トイレットペーパーだけで拭くほうがお得なのかは気になりますよね。

あるオフィスで20人がトイレを利用した結果で計算した実験がありました。
温水洗浄便座は8時間コンセントにさしています。

結果

暖房便座+洗浄機能+トイレットペーパー 17.3円
便座の洗浄機能+トイレットペーパー   13.6円
トイレットペーパーだけ         23.5円 
(参考:所さんの目がテン)

トイレットペーパーが特売で買ったもの
もしくは、便座の年数が古ければまた違った結果になりますが
それでも、洗浄機能を使うだけで経済的にはかなりお得という驚くべき結果でした。

イルミネーションはどうする



暗く、寒い冬のお楽しみといえば 綺麗に飾られたイルミネーション

でも、そんなイルミネーションも、今年は節電の関係で減ってしまいそうですね。
最近のイルミネーションはLED電球が主流で、電気量が減ってはいますが
節電を叫ばれる中、夜ライトアップするには気兼ねしてしまいます。

しかし、そんな節電の中でも
遠慮なく使えるのがソーラーパワー。

イルミネーションも、昼間に太陽光発電で貯めた電力で
気兼ねなくライトアップできます。
電気代もかからないし、センサーで暗くなれば自動的に光らせてくれる
商品も数多く発売されています。

節電だからって、暗い街中にならないよう
明るく楽しみたいものです。